ADCからのお知らせ No.130 (2010/09/01)
解析システム 作業用大容量ファイルシステムの一部構成変更について
天文データセンター解析システムのユーザーの皆様
現在、天文データセンターでは解析システムの作業用大容量
ファイルシステム /mfs0* 領域の一部構成変更を検討しております。
[変更内容]
現パーティション /mfs04[a-v] の22領域を
新パーティション /lfs04[a-d] の4領域に構成変更する。
変更前のパーティション
/mfs04[a-v] の22領域 (RAID5)
(内訳)
現領域名 容量
/mfs04[al] 1.0TB x 2
/mfs04[b-k, m-v] 1.3TB x 20
変更後のパーティション
/lfs04[a-d] の4領域 (RAID6)
(内訳)
新領域名 容量
/lfs04a 5.5TB
/lfs04b 6.0TB
/lfs04c 5.5TB
/lfs04d 6.0TB
※新領域名は仮称
なお、/mfs0[1-3] 領域については現状のまま運用を続ける予定です。
[構成変更の目的]
ディスクの使用率向上のため、以下の利点を考慮し、
ディスク構成変更を検討しています。
(利点)
・領域数が少ないので、ディスク構成が分かりやすい。
・一度に大量のファイル等の書き込みが可能になる。
・大容量のデータ保管が可能になる。
・RAID5からRAID6への変更により信頼性が向上する。
※加えて新領域はデータ自動削除期間を延長することも検討中です。
[構成変更による影響]
構成変更に伴うユーザへの影響(デメリット)は以下の通りです。
・/mfs04* 領域にあるデータを一旦、全て他の領域 (/mfs0[1-3][a-v])
に移行する必要がある。
・固定的に /mfs04* 領域を指定しているようなプログラム・
シェルスクリプト等は修正する必要がある。
・シンボリックリンクを多用している場合は、移行の際に手間がかかる
と思われる。
・RAID6にした場合、I/O 性能は 7%〜17% 程度低下すると予想される
(カタログ値)。
※また、データの定期削除処理の負荷が大きくなり、削除処理作業で
解析サーバのリソースを長時間使用する可能性があります。
[ユーザの皆様へのお願い]
移行の期日を設けますので (詳細は9月末までにはアナウンスする予定)、
それまでに /mfs04* 領域にデータを保管されているユーザの皆様には、
/mfs0[1-3] 領域へのデータ移行作業をして頂くことになります。
また、ある時期 (11月度メンテナンス日を予定) から /mfs04* 領域への
書き込み制限を実施する予定です(読み込みは可)。
なお、データ自動削除ツールは有効のままにしますので、期限が切れた
データから自動的に削除されていきます。
具体的な移行期間・方法については現在、慎重に検討を重ねております。
9月下旬までには詳細をご連絡できる予定です。
※状況によってはユーザごとに移行期間、移行先等を
指定することもあり得ます。
ご意見・ご要望等ありましたら consult (atmark) adc.nao.ac.jp まで
ご連絡ください。((atmark) は @ に置き換えてください)
皆様のご理解ご協力をお願い致します。