国立天文台・天文データセンター(ADC) では「多波長データ解析 システム」の運用を行い、国内外の天文学研究者に向けて、共同 利用のデータ解析環境を提供しています。現在、約350名のユーザ が登録されており、データ解析を中心とした天文学の研究活動に 活用されています。
「多波長データ解析システム」では、すばる望遠鏡や ALMA を始め とした様々な観測装置により得られたあらゆる波長域の観測データ の解析を目的として、有償ソフトウェアを含む100以上のソフトウェ ア(天文データ解析ツール・科学計算ソフトウェア・各種プログラミ ング言語など)を利用することが可能です。
本システムは2018年3月に全面的なシステムリプレースを実施し、 処理速度や利用可能なディスク容量など、計算機リソースを大幅に 拡充しました。本説明会では、これまで本システムをご利用されて いたユーザ及び、これから使用を検討しているみなさまに向けて、 アップグレードしたシステムの概要、利用方法、アカウントの作成 手順などを説明いたします。
■ 主な内容